私の犬になれ

時は江戸時代。
ある夜、堀部定兼は摩訶不思議な色合いの左目を持つ少女と出会う。
堀部はその少女に神々しさを感じて無意識のうちに跪いてしまう。
少女はそんな堀部を見ても驚きもせず、また会う事になるであろうと告げるのであった。
数日後。
『三日月姫に仕えよ。
姫の命令は絶対であり、殿の言葉と思え』堀部定兼は藩主からそのように命じられる。
素直に従って三日月姫が住まうという屋敷へと向かうと、そこはあの少女がいた屋敷であった。
あの少女こそが三日月姫と知るのだが、堀部は失礼を働いてしまい、三日月姫を怒らせてしまう。
すると、余の言葉を殿の言葉と思えと言われなかったかと確認される。
その通りだと答えると、三日月姫は言う。
『余の犬になれるか、自刃のいずれかを選べ』と。



レーベル：乱蝶姫(DUGAで検索する)
出演者：カズマサ、佐久間零式改