中世悪行奇譚万事屋GEDOかつて、金を積めばどんな依頼でも引き受ける何でも屋があった。
国の外れにひっそりと、その店は建っている。
質素だが、怪しい謎めいた店。
よろず屋ゲドー。
それが、この店と主の名前である。
裏の世界で、彼の名を知らぬ者はいない。
裏社会で生きる盗人や暗殺者はもちろん、奴隷商人も彼のことをよく知っている。
金さえ積めば、どんな仕事であろうと必ず遂行する男である、と。
犯罪紛いな仕事を依頼しても、彼は完璧に仕事をこなすという。
また表の世界で力を持つ権力者も、彼のことを知る者は多い。
決して表沙汰には出来ない揉め事や、権力争いの裏工作も彼に依頼していると言われている。
例え命の危険に晒される仕事であろうと、ゲドーは問題なく片付けている。
彼には、仕事をこなす上で必ず決めていることがある。
それは【女を利用】すること。
いつ如何なるときでも、どんな依頼だろうと、彼は依頼を遂行する上で必ず女性を利用する。
女を犯して篭絡させ、必要な情報を聞き出したり、ターゲットを暗殺する際、戦意を削ぐために恋人を犯したり。
世間では外道と罵られることを、彼は平気でやってのける。
しかし、方法はどうであれ、依頼は完璧にこなす。
そのため、彼の下には危険な依頼が毎日のようにやってくるのだった。
店の前のポストには、今日も誰かからの依頼でいっぱいになっている。
「さて、どの依頼を受けようか……」ゲドーはポストからそれを取り出し、どの仕事を請けるのか、考えるのだった。
レーベル:
インスタントカメレオン(
DUGAで検索する)
出演者:
T2、
大塚